タチウオはどんな魚か
タチウオは、銀色に光る細長い体が刀のように見えることから「太刀魚」と書きます。鋭い歯を持つフィッシュイーターで、東京湾・相模湾・駿河湾・大阪湾・紀伊水道・瀬戸内海・九州など、全国の湾内で人気の釣り物です。
大きさの表し方「指○本」
タチウオの大きさは、長さではなく体の幅を、大人の指を横に並べた本数で表します。
- 指2〜3本:小型〜中型
- 指3〜4本:中型〜良型
- 指5本以上:大型。「ドラゴン」と呼ばれることもあります
船宿の釣果に「指3〜5本 2〜18本」とあれば、大きさが指3〜5本、数が2〜18本(タチウオは「本」で数えます)という意味です。当サイトの「最大」の表示では、指の本数は大きさとして扱い、数とは区別しています。
釣れる時期
地域によって違いますが、夏から冬にかけてがシーズンの中心です。東京湾では夏から秋に浅場で数が出やすく、冬は深場で大型が狙えます。大阪湾・紀伊水道でも秋が最盛期です。
主な釣り方
エサ釣り(天秤仕掛け)
関東で定番の釣り方で、天秤にオモリ(船宿指定。60〜80号前後が多い)を付け、ハリス6〜8号前後・1本針の仕掛けに、サバやコノシロの切り身を付けます。竿をゆっくりしゃくって誘い、アタリがあってもすぐには合わせず、竿先が引き込まれてから合わせるのがコツです。
テンヤ
オモリと大きな針が一体になった「テンヤ」PRにイワシなどを巻き付けて誘う釣り方で、関西で人気です。
ジギング
メタルジグPRを使うルアーの釣り方です。手軽に始められ、近年は東京湾などでも乗合船が多く出ています。
実釣レポート:駿河湾・由比港のルアータチウオ(2024年6月30日)
筆者は2024年6月30日に、静岡県・由比港の神栄丸でタチウオを釣りました。駿河湾のタチウオ船は、メタルジグを使うルアー釣りと、エサ釣りの両方が楽しめるのが特徴です。この日はルアー(ジギング)で狙いました。

タチウオは歯がとても鋭く、ラインを切られることもあります。ジグのすぐ上にはリーダーとスナップ付きのサルカンを付け、針を外すときや持つときは、写真のようにタチウオ用のつかみ(フィッシュグリップ)で頭のうしろをはさみます。


駿河湾の海や港については駿河湾の船釣りガイドで紹介しています。神栄丸の最近の釣果は船宿のページで確認できます。
実釣レポート:秋の駿河湾・神栄丸(2024年11月24日)
同じ由比港の神栄丸には、2024年11月24日にも乗りました。6月に続いての駿河湾のタチウオです。


駿河湾では秋から冬にかけてもタチウオ船が出ています。季節ごとの釣果の流れは、神栄丸の船宿のページやタチウオの最新釣果で確認できます。
実釣レポート:大洗港・弘清丸の冬のタチウオ(2026年1月4日)
2026年1月4日には、茨城県・大洗港の弘清丸でタチウオを釣りました。タチウオは東京湾や駿河湾、関西の印象が強い魚ですが、茨城の大洗沖でも冬にタチウオ船が出ています。

タチウオは体が長いので、持ち帰るときは長さのあるクーラーボックスがあると便利です。入りきらない場合は、尾を曲げたり、船上で半分に切ったりして入れます。茨城の海については茨城(鹿島灘)の船釣りガイドも参考にしてください。弘清丸の最近の釣果は船宿のページで確認できます。
釣果の見方
タチウオは、日や時間帯によって泳ぐ水深(タナ)が大きく変わる魚です。船長が魚探で見たタナをアナウンスするので、それに合わせることが大切です。釣果は数(本)と大きさ(指○本)の両方を見ましょう。
注意と食べ方
歯がとても鋭いので、針を外すときは必ずフィッシュグリップPRやプライヤーを使い、素手で口に触れないようにしましょう。刺身・炙り・塩焼き・ムニエル・天ぷらなど、身が柔らかく脂の乗った白身はどんな料理にも合います。